心愛は目を覚ました。
身体はクモ糸によってぐるぐる巻きにされ、動かすことができなかった。
口はクモ糸で塞がれ、声を上げることはできなかった。
身体に巻き付いたクモ糸は固く、身を捩っても振りほどけそうになかった。
(葵ちゃんは・・・?)
心愛は辺りを見回そうとしたが鼻から下は固いクモ糸で固められ、首を回すこともできなかった。
途方に暮れた心愛の心に不安が広がった。
(葵ちゃんは無事かな・・・)
(でも葵ちゃんもクモ糸に捕まってたような・・・)
(葵ちゃんも私みたいにぐるぐる巻きになってるのかな・・・)
(そうしたら誰が助けに来るのかな・・・)
(救助隊とか来ないかな・・・)
(魔物の世界に普通の人は入れるのかな・・・)
(・・・ずっとこのままだったらどうしよう・・・)
心愛の心が恐怖に染まり、身体が震え出した。
(わたしっ・・・魔法少女なのにっ・・・)
(みんなを魔物から守る正義のヒーローなのに・・・)
「うっ・・・うっ・・・」
いつもは明るい心愛も誰も居ない森の奥で魔物に捕らえられ、心が恐怖に染まってしまった。
そんな自分が情けなくなり、目の奥から次々と涙が溢れ出た。
すると、巨大なクモが心愛の前に現れた。
クモは脚で心愛の身体を触った。
心愛は涙をこぼしそうになりながらクモを睨みつけた。
脚の先には鋭い爪が鈍く光っていた。
身動きが取れない心愛の首筋に突き立てられたらひとたまりもない。
クモは心愛の身体から離れた。
すると、心愛の顔にクモ糸を放った。
「んっ!」
巨大クモはそのまま心愛の顔にクモ糸を巻き付けた。
「んむっ!」
心愛の視界が奪われ、何も見えなくなった。
そのまま、クモはどこかへ行ってしまった。
視界が奪われた分、他の感覚が鋭くなり、嫌でも周りの状況が脳に入ってくる。
辺りをクモが這い回る音、くちゃくちゃと何かを食む音、ぴちゃぴちゃとした水音。
無防備な心愛にとってそのすべてが自分を脅かす存在のように感じた。
(葵ちゃん・・・助けてっ!)
声を上げることもできず、ひたすら祈り続ける少女。
固く閉じた瞳からは涙がこぼれた。
「うっ・・・ううっ・・・」
顔を覆うクモ糸の奥で、心愛は嗚咽を漏らしていた。
そのまま心愛は意識を失った。
心愛は目を覚ました。
しかし、真っ暗で何も見えない。
(そういえば、わたし、クモと戦って・・・)
クモに捕まったことを思い出した。
眠っていたようだが、真っ暗なので時間感覚は全く分からなかった。
しかし、前より、胸やお腹に違和感を覚えた。
胸が重くなり、お腹が張っていた。
身体を見ることはできなかったが、身体を揺らしてみると、胸は不気味なほど肥大し、お腹は大きく膨らんでいるのが感じられた。
心愛のお腹の中には子グモが無数にひしめき合い、心愛の子宮から魔力を吸って成長していたのだ。
「ん゛ん゛~っ!」
心愛の下腹部に激しい痛みが走った。
心愛の割れ目から子グモが頭を出した。
子グモが割れ目から這い出ると、次々と子グモたちが心愛の中から溢れ出てきた。
「ん゛ぐっ!ん゛ぐぐっ・・・」
視界が奪われた世界で下腹部に激痛が走り続けた。
身を捩って痛みに耐えようとするが、固く縛られた身体はびくともしなかった。
心愛は歯を食いしばって痛みに耐えるしかなかった。
しばらくすると、お腹の膨満感が無くなり、代わりにカサカサと身体中を這い回る不気味な感触が全身に広がっていった。
すると、乳首にチクッとした痛みが走った。
「んっ!」
乳首にむずがゆい痛みが走った。
身体中を這い回っていた不気味な感触が胸の周りに集まってきた。
すると、ぴちゃぴちゃと水音が耳に入った。
乳首に何かが噛みついた。
「んっ!」
甘がゆいような不思議な感触が乳首に走り、何かドロッとしたものが胸を伝ったのを感じた。
今度はブラシのようなもので乳首を擦られた。
「んっ、んんっ!」
全身にむずがゆさが走り、乳首から何かが漏れているように感じた。
(何かが乳首を吸っている・・・)
視界を塞がれた心愛は肥大した胸や乳首に走る痛み、胸の周りを這い回る不気味な感触から何かに乳首を吸われているのではないかと思った。
心愛は保健体育の授業で、女性は妊娠すると母乳が出るようになると聞いたのを思い出した。
(う・・・そ・・・。じゃあ、お腹が膨らんでいたり、股に激痛が走ったのって・・・)
心愛は何かを出産したのではないかと思い始めた。
(そういえば、クモと戦っていて、私がクモに捕まって、スカートの中に変なものを入れられて、パンツの隙間からおしっこの穴に何かをねじ込まれたよね)
(変な攻撃か何かかと思ったけど、あれはクモが私にセックスをしてきたのかも)
(あんな魔物と私の間に子供なんか生まれるわけないし、クモは卵で増えるはず)
(ん、卵・・・?虫って敵に見つからない場所や栄養のある場所に卵を産み付けるって図鑑で見たような・・・)
(もしかして、あの時、クモに卵を産み付け垂れたのかも・・・)
(そのまま私のお腹の中でクモが孵って・・・)
(もしかして、今、胸の周りにいるやつもあのクモの子供・・・?)
「んぐっ!んんんっ!ん゛ん゛~っ!」
(気持ち悪いっ!気持ち悪いっ!気持ち悪いっ!・・・早くっ!離れてっ!)
心愛は激しく身を捩り始めた。
クモ糸に固められ、身体はびくともしなかったが、心愛を吊り下げているクモ糸はギシギシと音を立て、心愛の身体は揺れ始めた。
「んごごっ!んぐっ!んごごおおおおっ!」
心愛は半狂乱になり、身体を揺らしまくっていた。
肥大した胸は暴れ回り、母乳を吸っていたクモは振り落とされてしまった。
心愛の心は不快感ではち切れんばかりに膨らんでいた。
クモ糸で覆われた顔の下は涙とよだれでぐしょぐしょになっていた。
(私の身体がっ!私の身体がっ!私の身体があああああッ!!!)
無様に吊り下げられた心愛の身体は振り子のように慌ただしく揺れ、ピンクのツインテールは激しく乱れていた。
まるで呪われたミイラが暴走しているようであった。
激しくクモ糸を揺らす動きを察知した親クモは心愛に近づいてきた。
「んんっ!んごごおおおおっ!」
暴れ回る心愛の首筋に針を突き刺した。
すると、心愛の動きは弱まっていった。
数分後には声も上げなくなり、そのまま眠ってしまった。
心愛の予想通り、出産した子グモが心愛の母乳を吸っていたのだ。
魔法少女の母乳は魔力が豊富に含まれ、子グモは瞬く間に成長した。
普通の人間であれば、最初の産卵で命を落としてしまう。
しかし、魔法少女となれば魔力が尽きるまで命を落とすこともない。
クモは心愛の身体が使い物にならなくなるまで、産卵を繰り返す。
クモの産卵管が心愛の割れ目にねじ込まれた。
クモは巨体を揺らしながら心愛の子宮を激しく突き上げた。
巨大な蟲と小柄な少女の性行為。
魔力により身体強化されていなければとても耐えられるものではなかった。
クモ糸の隙間から覗くピンクのツインテールを激しく揺らしながらクモの産卵に耐えていた。
塞がれた口からくぐもった声を漏らし、苦痛に苛まれた身体を揺らすことしかできなかった。
華やかな衣装を身に纏い、街の人を魔物から守る魔法少女。
しかし、魔物に捕まった魔法少女の末路はあまりにも無惨だった。
心愛は青春を謳歌する機会も失い、その身体をクモの繁殖のためだけに使われるのだ。
小顔にピンクの大きな瞳が輝く可愛らしい顔もクモ糸に覆われ、誰にも見られなくなってしまった。