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理不尽なJO
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【リクエスト】アイドルドッキリ夏休みスペシャル〜えっちな巫女神輿でGO!【早読ver】

進行中のskebリクエストの早読になります。 「マル秘ドッキリ番組」にて、デレマスの依田芳乃ちゃんがあられもない姿を公共の電波に晒してしまうお話になります。 リクエストプラン適用いただいている作品になります。 ありがとうございます! 一ヶ月程度後を目標にPixiv投稿予定となります。 ※9/24  5割ほどの進捗を投稿 10/17  修正・加筆 12/1  完成稿に更新    リク主様より口調の訂正等あれば、Pixiv投稿前に受け付けたいと思っています! ──以下、本文──  その日少年は夏休みの夜更かしの真っ最中だった。暑さにかまかけて、夜にコーラなんて刺激の強い飲料をガブ飲みしたいせいで、目がギンギンに覚醒している。  少年は部屋の電気を薄暗くしたまま、代わりのようにテレビ画面に光を灯して、面白そうな番組をザッピングする。深夜のこのような行為は何とも大人びた背徳感を感じさせ、また、親を起こさないようにと気を遣うことによるスリルも加わって、興奮を喚起する。その中で写り出した番組タイトル── 『アイドルマル秘ドッキリビデオ』  アイドルという文字に、思春期に突入しよう年頃の少年の心は、途端にざわめきだしていた。現在の学校生活において、クラスメイト達にアイドルに興味があるなんて言った日には、途端、冷ややかな視線を受けるものだが、今は部屋に一人。誰にも気兼ねすることなく、美少女アイドル達の姿を楽しめるという、非常に良いタイミングだ。  チャンネルを替える手を止めることなく、少年は少しわくわくした心地でテレビ画面を見つめた。タイトルは何とも簡素で、どこかレトロな雰囲気を醸し出しているものだが、登場したアイドルは、依田芳乃と佐城雪美という少年でもわかる程の知名度のある二人だった。番組はロケと称した中でドッキリを仕掛け、二人の自然な反応を映し出すというコンセプトのようだ。舞台は夏に相応しい、とある神社で行われるお祭りであった。移動のバスから降りた二人は、雰囲気を出すという事でスタッフから浴衣を渡される。 (こういう時って最初から浴衣で登場とかじゃ無いんだ……)  と、少年が少し違和感を覚えながら見ていると、着替えの為とロケバス内に簡易的な着替えスペースが用意される。さすがに狭い車内で作ったので、一人づつという事でまずは雪美がその中に入って行く。そこで画面下にすかざずテロップが登場し、 『更衣室内には実はカメラが仕掛けられているっ! 雪美ちゃんはそれに気づく事が出来るのかっ?』  との文字が映し出された。 (えっ? カメラ?!アイドルが着替えるっていうのに、カ、カメラ? 着替えてるところを写すってこと?!)  その内容に驚愕を隠せない少年。テレビという公共の電波内で着替え盗撮という犯罪行為をする、という少年の理解の外にある状況。しかも相手はJSアイドルである。自分と同世代の、偶像として成り立つほどの可憐な少女の禁忌的恥態──それがこれから、不特定多数の誰か、そして少年に見られてしまうかもしれないという展開。言いようのない感情が少年の全身を駆け巡り、喉を鳴らす。  冷静に考えれば、着替える前に気づく所謂台本有りのものだったり、見られても良い肌着を着込んでいたり、何かしらの予防線を折り込み済みというもの──なんて事も浮かんだかもしれない。しかし、興奮という感情が少しづつ燻り始めている少年には、そんな冷静には番組を見守る事は出来なかった。  そして、実際──  雪美はカメラの存在に気づく事なく、自らのワンピースを、しゅるり、と脱いでいく。そこにはキャミソールと、木綿の純白ショーツという、少女らしさがを濃く残す下着姿を容易く晒すに至ったのである。 (ア、アイドルのパンツだぁ~!! )  少年は思わず手のひらで顔を覆うが、その隙間から、しっかりとその映像を捉えていた。カメラはそんな少年の反応を煽るかのように、ジッと雪美の肢体を映し続ける。白一色のショーツはジュニアものらしい飾り気の無いシンプルで、だけどワンポイントのリボンがあしらわれているだけの、まさに相応の逸品。学校生活においてたまに同級生のスカートの奥から垣間見えるものとさしてそれ自体は変わり無いもののはずなのに、アイドルが身につけているだけで、何故、こうも劣情を煽るものになるのか。  当の雪美は、この状況にもちろん焦燥も危機感無く、ただ無防備に淡々と浴衣への着替えを進めている。おかげで下着を視姦出来る時間はそれほど与えられなく、何とか脳に焼き付けようと、少年は凝視を続けた。しばらくして、白色に青の花模様をあしらった浴衣姿へと変貌を遂げた雪美。 (に、似合ってて可愛いけど……やっぱりさっきの白パンツ姿が……)  どうしても少年の頭には、あの白い布地に包まれた下半身がチラつく。そこから僅か漏れた白いお尻、ふとももの付け根、そして純白デルタ、クロッチ部……  と、少年が先程の雪美の痴態を反芻しながらも、番組は進行して行く。 (と、いうことは……?)  そう、次は芳乃の着替えの番なのである。幼く見られがちな彼女だが、れっきとしたJKアイドルである。少年からすればお姉さんと呼べる彼女に訪れる雪美と同じ未来に、彼は鼓動を否応無しに早めてしまう。それは同年代である雪美に抱いてしまった情欲より、さらに一段階昂った感情。熱に近いそれに浮かされて、少年は手を握りしめて、番組を見つめていた。 『さて、次は芳乃ちゃんの番! 果たして不思議な力を持つ彼女に盗撮は成功するのか!? 』  そんな文言で、盗撮行為を恥じる様子も無くテロップで煽ってくる番組。どうやらこの番組の持つ本当の趣旨は、浮世離れして力や気といった目に見えないものを感じ取れる神秘系アイドルの芳乃に、ドッキリの悪意が通用するのか、というものにあるらしい。その悪意が明らかにセクハラ寄りではあるのは、常識では看過出来るものではない。深夜帯という未知の時間にそれを目の当たりにしている少年にとって、この番組が酷く興味を惹かれるものに映るのは致し方無かろう。  そして、そんな少年の期待──恐らくは他の視聴者の大多数のそれ──は昂まりを向かえ、画面の中でライトグリーンのワンピースの背中のファスナーに芳乃が指を伸ばした所で最高潮を迎える……  ばずであった。瞬間、ジジジジジ、というノイズ音が響き渡る。映像には線が入ったり、砂嵐のように不明瞭な箇所が多く現れたりしだした。 (な、なんだ、なんだ?)  少年は困惑した。乱れたテレビ画面は彼が期待していたのと程遠いもの。せっかくの芳乃の着替えシーンを迎えるはずだと思っていたのに、これでは何もわからない。仕掛けた盗撮カメラの不具合が、それとも…… (もしかして、これが芳乃ちゃんの神秘な力ってやつなのか……?)  少年はこの出来の悪い心霊現象のようや状況を、番組の茶番ではなく、そう解釈した。神秘の力で彼女の恥態をガードしているのであろうと。しかし、そんな事実を突き付けられただけで少年の湧き上がった劣情が萎えるほど軟ではなかった。 『まさかの盗撮、失敗?! これが芳乃ちゃんの秘めた力なのか……?』  と、テレビのテロップが煽ってきて、やがて浴衣に着替えを終えた芳乃がカーテンを開けて登場する。彼女の浴衣姿は、紺色を基調とした落ち着いた雰囲気で、柄の花模様も滋味深く趣を感じさせるもの。芳乃の年頃を思えば、もう少し華やかで遊び心があっても良いかもしれないが、とはいえそこは神秘系アイドル。高貴すら感じる和装を難なく着こなし特有の厳かなオーラを放つ芳乃に、少年の視線は釘付けとなっていた。 『浴衣姿に着替えた二人のアイドル。しかし、お祭りの中にもドッキリの罠はしかけられているぞッ。 果たして二人は無事にお祭りを楽しむことができるのか? 』  二人を映しながら表示されるテロップ。その文言は少年を、視聴者達を、次の展望へと期待させるものであることは間違いない。着物を纏った芳乃と雪美が、人混みの中、歩を進めていく。祭りを普通に楽しむという趣旨の元、二人は屋台の並び立つ通りへと足を踏み入れた。焼きそば、粉物、綿飴と言った食べ物屋から、射的、輪投げ、くじ引き等の遊戯系などといったこれぞお祭りという店の数々がそこにはあった。雪美は特に興味津々といった様子でそれらを覗き込んでいる。 「こ、これ……やってみたい……」  雪美が芳乃つ浴衣の裾を摘みながら視線を向けたのは、金魚掬いの屋台。何ら変哲の無い、水槽の中で泳ぐ小さな金魚を、紙網で掬い上げる、アレだ。芳乃のはにこやかに頷きながら、二人は屋台に近づいていく。まるで姉妹のような二人の様子は、視聴者にほのぼのとした感情を与えるだろう。 「じゃあやってみましょーかー」  屋台の店主から受け取ったポイを雪美に渡す芳乃。そんな彼女の穏やかだった視線が、一瞬だけ妖しく光る。 「なんか嫌な雰囲気あるんですよねー……」  呟くように芳乃はそう言うと、またいつもの瞳へと戻った。そんな風に少年には見えたのだ。一方、雪美は真剣な面持ちでポイと受け皿を構えて、腰を下ろした。 (こっ、これは……ッ!)  そのタイミングでテレビ画面はワイプを表示する。それは、四つ脚で水槽を立ち上げている隙間のその向かいから映したような映像で……  要は、対面から盗撮を仕掛けているようなものがワイプとして登場したのだ。何の警戒も無く中腰になる雪美の浴衣の裾は、当然のように重力に従い垂れ下がっており、その光景がその画面には映し出されていた。 (ま、また、雪美ちゃんのパンツが……ッ!)  見える、見えるぞ、と慌てて視線を走らせる少年。雪美が金魚を追うことで揺れる下半身は、裾の乱れを助長させ、その奥が見え隠れする境内を増していく。 (浴衣パンチラも着替えとはまた違う良さがあるよな……ッ)  少年は興奮に鼻息を鳴らしながら、雪美の下半身へと食いついた。そんな画面越しの邪な視線に雪美は気づくはずもなく、金魚掬いに熱中しきっている。たが、果たして── (あ……れ……?)  木綿の白色の再登場は遮られる。雪美の浴衣の裾が、再び持ち上がったのだ。そこに添えられていたのは、芳乃の手。完全に、盗撮用カメラから雪美のパンチラを防ぐ行動だ。思わず少年は舌打ちをしそうになってしまう。もう少しで、雪美のショーツを再び拝めたというのに……  そんな少年の想いと、芳乃の縁の下の行動を他所に、雪美は金魚を掬うことに成功し、ぱーっと、笑顔を浮かべる。 『雪美ちゃんの金魚掬い成功! しかし、しゃがみパンチラドッキリ激撮は失敗!! 』  テロップも視聴者の悔しさを代弁するかのようで、少年の歯痒さを強調するものだった。 (芳乃ちゃんが、この番組のえっちな盗撮に気づいて、る……?)  少年はそのように思い至る。彼女はこの番組が持つ悪意をその不思議な力で感じ取って、事前にそれを阻止するよう行動しているのでは……  そして、それ以降の展開で少年の予想は確信に変わる。今度は、型抜きをやってみたいと、雪美が言う。芳乃は付き添うように、年下アイドルが型とピンを受け取る様子を見守っていた。いざ、その遊戯のために用意されていたのは、所謂座卓の台。地べたにはシートがひかれていて、そこに座りながら型を抜けという力強い意思──もとい、スカート姿への常套と触りパンチラをさせてやる、というものがありありと顕れていた。それを捉えるための台の下のアングルがワイプで当然のように登場し、アイドルの下着盗撮への徹底ぶりを窺わせるものがそこにあった。二人がそこに座り込んで、油断と共に脚を開いてしまえば、ダブルで魅惑の布地がお目見えする状況。少年は息を呑みながら、二人の美少女の着物の裾の行方に注視しようとする。しかし、 「わたくしはそっち側からやりますかねー」  なんて芳乃が言いながら、雪美と向かい合う位置に座りだした。仕掛けられた盗撮カメラを遮るような場所取りに、芳乃のほんわかな雰囲気の中に隠された雪美を守る使命感が、ありありと垣間見えるようだった。ともかく──  芳乃の警戒心は本物だ。先ほどのカメラへ砂嵐のような妨害も起こすという不思議な力もある。それでも…… (それでも、テレビに映る芳乃ちゃんのパンツが……えっちな姿が見たい……っ! )  それはもしかしたら、少年だけでは無く、視聴者の総意。そして、番組の持つ大いなる意志となって、偶像に襲いかかるのであった。 『相次ぐ芳乃ちゃんのパンチラガード! もはや、強硬手段しかないのか……ッ!?』  テロップはどこか過激さを醸し出す字体で煽り立ててきた。色んな意味で本祭はこれから、という期待が少年の胸の鼓動を踊らせる。  さて、先ほどまでのように屋台を楽しんでいる二人のアイドルだっただ が、にわかに祭り客の混雑が激化していく。どうやらメインイベントである花火打ち上げの時間が迫り、景観の良い箇所を目指して人々が殺到してきたようだ。面持ちに真剣味が増す芳乃と、その熱気に当てられたのか、 「花火、見たい……」  と、ぽつり呟く雪美。そして、それを聞いた芳乃は、表情筋を綻ばせる。 「そうですよねー。祭りと言えば花火ですよねー」  まるで芳乃だけが感じている不安を、決して悟られてはなるまいと覆い隠すかのような気丈さが、その微笑みにはあるように思えた。人いきれから雪美を守るように芳乃は歩き出す。彼女が真っ直ぐ見通そうとした時には、やはりと言うべきか、その視線には強い意思のようなものが宿って見えた。しかし── 「こっ、これは、さすがに人が多す、ぎ、ま、る、の、で……」  珍しく芳乃が言葉を詰まらせるような口調になる。彼女がそうなるほどの混雑具合は、カメラも二人の姿を追えないくなるほどのものだ。身長も低いと言える二人は、簡単に人垣の中に埋もれていく。番組が伝えられるのは、そんな普通ではない混雑具合と、ピンマイクがかろうじて拾うアイドルの声のみだ。 (この人混みは、番組が仕掛けてるのか……っ!?)  ロケとしては異常と言える状況に少年の鼓動は強く高鳴っていった。いつしか満員電車に遭遇して、不可抗力的に年上──と言っても、学生だったのだが──の女性と密着してしまった時のことを、脳裏に思い起こす。どうしようもなくもがいて、お尻なんかに手が触れてしまったものだ。でもそれを咎められわけでも無い、そんな空間を想起し、アイドルへの合法的なタッチを妄想して鼻息を荒くしてしまう。  しかし彼女達の身に起きていることは、そんな妄想の純度とはかけ離れたものだった。 「ちょ、ちょっと……前に、い、行かせて欲しいのでー」  芳乃の苦しそうな声だけが聞こえる。おそらくは、雪美を庇うようにしながら、動くことが出来なくなってしまったのだろう。 「あっ?! お、帯を引っ張っちゃダメ、でして……っ!」 (お、帯ッ?!こ、これは……ッ!)  少年はテレビの前の身を固まらせる。浴衣姿の少女の帯を引く。それはまるで、時代劇に登場する悪代官に弄ばれ町娘の情景──そんな昭和の知識など持ち合わせていない少年でも、その意図が十分に察することが出来た。 「ひ、ひどいっ。雪美さんのまで、だめ、だめなのでーっ」  少年は生唾を呑み下す。二人のアイドルが人混みのどさくさで恥辱に遭おうしている。帯を解かれてしまえば、浴衣は容易に着崩れてしまう事だろう。身動きの取れない二人に、悪意ある手が伸びて、あれよあれよと剥かれていく光景が、少年の脳内にはっきりと描出された。 「いっ、いやっ、ど、どうしてっ……。し、下着まで、なんて……っ。だ、誰か、助けてっ……。いやなのでっ!」  番組から流れるのはそんな悲痛な芳乃の声のみ。相変わらず捉えている画角は、ただただ祭り客が大挙するばかりで二人の姿を見通すことは叶わないもの。しかし、だからこそか、自らに起きている羞恥的状況を伝える芳乃の叫びが、劣情をひたすら煽り立ててくる。興奮の荒波に翻弄されながら、番組の展開に釘付けになる他に、少年の出来ることなどない。その展望を示すかのように、カメラが移動を開始した。それは人垣しか映せない事にしびれを切らしたかのような撤退にすら見えた。 (ふ、二人は……っ?!)  そんな敗退行為など許せるはずは無い。少年が焦燥に似た感情を抱くのも無理はない。だが、その意図はすぐに明らかになった。人混みから抜け出した数人が、カメラに向かって迫ってくる。それぞれが何かを抱えているようで── (……こ、これって?!)  その男達は、地面に敷かれたシートに、こぞって手に持っていた布のようなものを並べ始めた。それは白地に花柄の小さめなサイズの浴衣と、紺色の浴衣。紛う事なき、雪美と芳乃が身につけていたそれであった。続けて、着替えシーンで目撃した雪美のキャミソール、そして木綿白色の女児ショーツ。それらがご丁寧に、まるで警察が押収品を並べるようにカメラの前に展開されていく。 (と、ということは……つ、次は……ッ!)  芳乃の番であることは明白。まるでプールに潜ったかのように、次の瞬間までの数秒を、少年はテレビを見つめながら息を止めた状態で待っていた。果たして、並べられた布地は── (薄緑!!)  思わずその色を心の中で叫ぶ少年。ショーツもブラジャーも共に、淡いグリーンで、とてもシンプルなもの。クロッチ部の縫い目も無く、まさに混じり気なしの純真神秘。神々しさイコール無垢イコール純白なんて安易な公式に乗っかっていない所にも好感が持てようか。いや、それがどんな色彩を輝かせていたとしても、少年の心の昂まりは変わらないものだったかもしれないが。ともかく── (芳乃ちゃんのパンツ、パンツ、パンツぅぅぅッ!!)  少年はそれを身につけた芳乃を脳内で描く。同時に、今の彼女は下着すら身につける事が許されないという恥態に陥っているのだと理解し、背徳感と劣情がない混ぜになるほど刺激され、心臓がバクバクと跳ねる。自らの股間でこれほど突き立つ存在の意義すらもわからぬまま、少年の目は瞬きが出来ないほど画面に熱視線を送り続けた。  二人のアイドルが直前まで身につけていた下着が並べられ、カメラの前に晒される異常事態。映像はそれだけをしっかり捉え続ける。まるで進行を放棄したような、ともすれば放送事故的な画だけを映し続けていく。この番組の悪企みはこれがクライマックスで、終わりを待つばかり──そんな危惧に近い予感すら抱いてしまう。 (でも、流石にそれは……)  中途半端──番組の持つ偶像に対する歪んだ劣情は、こんなところでストップするほどヤワでは無いと少年は半ば確信的に信じていた。次にカメラが映し出すべき光景は、きっと──少年がそう望んだその瞬間だっただろうか。 『こっ、これは!? 芳乃ちゃんと、雪美ちゃんの、浴衣と下着!? いったい二人はどうなってしまったのか!!!』  なんて、まるで茶番感丸出しのテロップが表示される。この、煽るような文章の後に次の展開が待ち受けることを、もう視聴者は理解していることであろう。少年ももちろんそのパターンを期待と共に待っている。果たして、次に映像が切り替わり、捉えていた光景は、祭りの賑わいだった。 (えっ!?)  少年は拍子抜けとのような感覚に囚われる。当然であろう。芳乃と雪美の痴態を期待していたところに、普通の行楽の様子的な映像が流れているのだから。アイドルすらそこに存在しない、毒に薬にもならないような画に落胆が隠せない少年。映像が空の方へと角度を変えると、打ち上がっていく花火のほとぼりが見えた。やがて、花開くそれは画面に彩りを加えてくるのだろう。しかし── (そ、そんなの、どうでも、いいっ!)  心の内でそう叫びながら、少年は下唇を噛む。苛立ちを覚えながら、それでも淡い希望を胸にして、祭りのメインイベントと言える花火打ち上げの終わりを待った。音と光による華やかな催しの時間は、だが少年にとっては退屈極まりないもの。もう少し歳を重ねれば、憧れの異性といっしょに過ごす時間としての意義を持てるだろうそれは、恋すら知らない少年にはただの煩わしいノイズでしかなかった。 (芳乃ちゃんと雪美ちゃんはどうなったんだ!?)  少年の苛立ちが叫びに変わる寸前、最後の一輪と思われる一際大きな花火が開いた。群衆の歓声と拍手のボリュームが上がり、祭りのハイライトと呼べる情景がここに完成される。しかし、そんな夜空に残されるのは、まるで少年の心情とはかけ離れた空気の残滓のみ。名残惜しそうにカメラは角度を下ろしていく。  そこに映し出されるのは、集まった群衆が散り散りになっていく様子。だが、どこかおかしい。喧騒に近いような声を番組はちらほら拾っている。 「おっ、おい……女の子が……」 「完全に素っ裸……っ」 「露出狂……? AV……??」  ざわめく群衆から聞こえる断片的な言葉。少年は耳をすませて、彼らの発する事の意味を繋げようとする。そして、心は踊り出す。期待感に脳が沸騰していていく感覚がわかる。番組が用意した逆転のカタルシス展開に、胸が高鳴る。色めき立つ声があがる現場へとカメラが迫っていくように展開していく。  そうして、遂に──その画は映し出された。 「み、見ないで……っ! 見ないで、欲しいのでぇ~っ!!」 「やっ……やだよぅ、見ないで……っ」  肌色。少年の視界を、脳の情報を支配する、肌色。そこには、一糸纏わぬ姿で、なんとか恥ずかい部分を隠そうとしゃがみ込んで丸まっている二人のアイドルが居た。 (キッ、キターーーーーーッ! アイドルの、す、素っ裸!!)  あまりの興奮にテレビに接近し、文字通り齧り付く様にして食い入る少年。そうしながら、映像に魅入られた視線は一ミリも揺るがない。二人が必死に隠そうとする恥部を、見通してやろうと言わんばかりの勢い。その熱い眼差しは、芳乃の身体を抱く腕の隙間から慎ましい膨らみが、むにゅっ、と潰れている様子のサイズまでもしっかりと捉えている程で── 「そ、そんなに見られたら、恥ずかしくて、死んでしまうので~。カ、カメラまで、来て……。う、映すなんて、後生なのでぇ~っ!」 (はぁ、はぁ……っ。よ、芳乃ちゃんの、は、裸……っ)  少年は息を荒くしながら、芳乃の裸体に釘付けになる。異性の裸を見ているという事実もさることながら、アイドルである彼女の陥った屈辱的な状態と、それに対する羞恥に染まる様。それらが、一層少年の劣情を煽り立てる。もはや、テレビ放送として、コードを越えたやりすぎとか、そんな問題や我慢は少年には届かない。JSすら剥いてしまっているこの異常な状況は、見ている者の脳内を麻痺させていた。  ギャラリーに囲まれながら、肉付きの薄い身体が羞恥に震えている光景を、番組は映し続ける。それだけでも、醸すピンク色の刺激は少年にとって堪らないものではある。しかし、花火の光景でお茶を濁した番組の怒涛のカウンターアタックはここから始まるのであった。 「祭りだ! 祭りだ!!」  どこからか威勢の良い声が響いてくる。カメラは上手く引いていき、芳乃と雪美を画に捉えながらも、その喧騒の方向も端に映るような形をとっていく。ぞろぞろと湧いて出てくる群衆──はっぴを着込み、はちまきを巻いた男衆──が、カメラの画角に入り込んできた。彼らは、掛け声をあげながら、手拍子を合わせ、さらに声量を増幅させていく。正に祭りの賑わかしと言った雰囲気で、その一団は迫ってきていた。 「ほらっ、祭りだ! 祭りだ!!」  裸のアイドル二人をすけべ心で見守っているギャラリーすら威嚇するような勢いだ。その中心に居る芳乃と雪美からすれば、さぞ異様に思えたことだろう。そんな圧を持った集団は、当然のように裸で縮こまるアイドル二人を取り囲む。 「なっ、なに……?」  怯える雪美と、そんな年下の少女をがぎゅっと抱きしめる芳乃。その一連で、芳乃の小ぶりなおっぱいがわずかに垣間見える事になったことも、少年の股ぐらを滾らせる。 「こっ、これは……御神体だっ! 御神体を祀りに行くぞォォォッ!」  一人、先頭を切って立つ男が、鼻息を荒げて咆哮する。それに呼応した男衆は、どっ、と沸き立ちながら、芳乃と雪美に迫っていく。そして──  何とも淫猥な神輿ははじまったのである。 「祭りだ、ワッショイ!!」  裸体の少女をそれぞれ担ぎ出そうとする男衆。異様な光景としか言いようがあるまい状況である。そんなエキセントリックな状況の中で行われるのは、何とか恥部を隠そうと奮闘していたアイドルへの羞恥をこれでもかと促す行為だ。四肢を掴みあげられてしまえば、生まれたままの姿が完全に画面の前に晒され、歓声に囃し立てられる。あぁ、偶像のなんたる無様なことか。 「やっ、やぁぁっ! 見ないでっ、見ないでくださいっ! イヤ、なのでぇ~っ!! お、降ろしてぇっ!! やぁっ、やぁっ、やぁっ……っ!!」 「ワッショイ! ワッショイ!!」  祭衆の威勢の良い掛け声が、芳乃の弱々しい嘆願をかき消していく。せめてもの抵抗で脚をばたつかせ、手で股間と胸をなんとか覆うと奮闘する様が健気に映る。だが、そんなものは無駄も同然。力強く宙に放られたと思えば、着地のタイミングで脚は開かれ、手首は捕まえられる。そんな状態で淫靡に揺さぶられてしまえば、小ぶりな本邦初公開おっぱいが、ふるふると揺れ動くのを止めることだって出来はしない。もちろん股間だってモロに見られる状態にされてしまう。 (こっ、これが女の子の……っ)  少年は生唾を飲み込みながら、芳乃の花園を舐め回すような視線で見つめる。そこには、憧れの存在であるアイドルの恥じらうべき部分が、モザイク越しとは言え、しっかりと公共電波にのせられて露出されているのだ。  鼓動は高鳴り、股間と脳内を痺れさせるような倒錯感に、思わず目の前がチカチカとしていく。しかし、そんなままではその秘密の甘い箇所を見逃してしまうと、少年は必死に目を凝らした。そうすれば、芳乃と雪美でそこの肉厚具合の違いが、モザイクという邪魔者越しでも理解出来てしまう。その恥部がギャラリー残る祭りの場で、惜しみなく披露されている背徳感が、少年の思考力と想像力をひたすらに加速させていくのだ。二人の全裸姿──しかも、卑猥に脚を開かせられ、お尻を掴まれ、乳房すら弄られながらという──が、各方位から視姦されていく様子。それは少年の官能に火を灯し、心と股間にひたすら滾る欲望を注ぎ込んでいく。 (芳乃ちゃんも……雪美ちゃんも……とっても恥ずかしそうで、それでいて裸は……綺麗で……っ)  神輿のように担ぎ上げられるたびに揺れるお尻は、二人ともくすみの一つも無い色白さを誇っている。その小桃はぷりぷりとした弾力を惜しげも無く露にして、年不相応の艶かしさを見せてくれる。 「はっ、恥ずかしいよぉ……」 「せっ、せめて雪美さんは解放してあげっ、あっ、んっ! 変な所、触らないで欲しいの……っ」  顔を真っ赤にしてなお雪美を気遣う芳乃に、男達の容赦ない手つきが襲う。抜群と言えるようなプロポーションでは無いものの、指で、手で、しっかりと肌を揉まれてしまえば、女の子特有の柔らかさは隠せない。あからさまに性的なタッチで乳房に指先が這った瞬間なんて、少年は羨ましさで一杯だ。 (あ、あぁ……っ! 芳乃ちゃんのおっぱい……触られてる……っ)  白く小さな膨らみがむにゅむにゅと形を変える様は、本能に訴えるほどにリビドーを呼び覚まさせる。セクハラ女体神輿はそんな風に過激さを少しづつ増しながら、 「ワッショイ、ワッショイ!!」  という掛け声はそのままに、道中を練り歩いて行く。なおも続く芳乃と雪美の裸体が宙を舞いながら左右に振られる圧巻の様。アイドルという身分でありながらも、そのあられもない姿を大衆に晒してしまう恥辱に、二人の顔はもう沸騰しそうなくらいに真っ赤に染まりきっていた。瞳の端には涙の粒すら、浮かんでいる。しかしその様子も、嗜虐心を増すことにしかならない。少年の性的嗜好をひたすら歪めながら番組は進行していく。  さて、一行は明確な目的地を決めているようで、少しづつ人けがなくなっている方角へと進んでいっているようだ。この先に一体何があるのか。少年は固唾を呑みながら画面をじっと見つめていた。 そうして、林道を抜けて辿り着いた先は── 「はっ、は、早くっ、降ろして欲しいので……っ」  芳乃の訴えは虚しく響く。いつしか男達の掛け声も止んでいた。二人のアイドルが運ばれたのは、神社の前であった。彼らの気配に呼応したように、拝殿の奥から厳かな和装に身を包んだ初老の男が現れる。正に宮司と言った出で立ちの男は、神妙に頭を下げた後に、御祓棒を降りだした。とは言え、二人はまだ神輿状態。解放されてはおらず、芳乃も雪美も強制M字開脚という卑猥なポーズを取らされたままなのは変わらない。神秘的と言うより、ピンク色満載の光景。煩悩に塗れた神への生贄のような様で、二人はそのまま拝殿へと連れられていく。 「だ、だから、いい加減降ろして……っ! こんな格好、もう、イヤなのでぇ~っ!!」 「ううっ、も、もう、やだぁ……っ」  彼女達がなおも精一杯に抵抗しようとも、担ぎ手達は力強くその腕と股を摑み上げ、晒し物のようにしてしまうのだ。神前での偶像による淫猥な見せ物姿を、誰も止めるものなど居ない。あまつさえ、 「おお、神様。お美しい巫女二人のあそこを、どうか御照覧ください」  などと宮司が儀式めいた発言をするのだから、そのミスマッチ具合には少年すら頭がクラクラとしてしまう程。祭り客は居ない現場とは言え、異質極まりないない状況に二人の羞恥心もクライマックスを迎えていく。 「こ、こんな、えっちな神様、いやなのでぇ~っ!」  芳乃のその悲痛な表情の、なんと扇情的な事だろうか。少年の愚息に、痛いほどの疼きを訴えかけてくる。すっかり充血しきっていた。芳乃や雪美の乱れた様子を目にし、下腹部は痛いほどに疼きを訴えている。宮司はなおも事務的な口調で、粛々と儀式を執り行うといった様子を崩さない。 「ふむ。神様による、二人の今後を占う神聖なる女陰占いの儀が行われます。さぁ、神様に見初められ、立派に巫女としての務めを果たせるよう、両人共に真摯に向き合いなさい」  宮司は仰々しく告げると、芳乃と雪美の下腹部を食い入るように見つめていく。男達に拘束されたままの二人のそこは、まさしく無防備で、芳乃と雪美のもつあどけなさを象徴させながら、雌としての受け入れ口である花弁をモザイク越しに淫靡に輝かせてしまうのだ。そんな、ぴったり割れ目をカメラはズームで映し出していく。そして── むにんっ。  宮司の指がまず、芳乃の無垢なる淫唇に這う。 「これっ、はっ! ふむ……ほう、ほう……。うーむ、まだまだ巫女として伸び盛りの様相。将来は間違いなく美しく開花することでしょう」 「ど、どこの事を占っておるのでっ……んっ、あぁっ、やぁっ!!」  芳乃は顔を真っ赤にしながら抗議の声を上げる。が、宮司の指が媚肉を捏ねたり、開いたりする度に小さな嬌声を上げてしまう。少年の耳に響くその鼻から抜けるような上擦った声音は、性欲の炎にくべる薪のように作用する。 「ふむっ、ふむ……。まだ清らかな身でありながら、潤いも……うむっ、うんっ、うーん、ふむふむ……」  芳乃の股ぐらをまさぐる宮司の指がしつこく這い続ける。いくらモザイクがその様子を妨げていようとも、乙女の果肉を貪られる卑猥さは隠しようも無い。 「あんっ、や、やめなさっ、やぁ、やぁっ! あぁっ! な、なに、納得してるのでぇ〜~っ!? んっ、ふあぁっ! 」  芳乃の白い尻がぶるぶると震えている。羞恥と屈辱に顔を真っ赤に染める様が、股間のアップの先に覗くこの画角の卑猥さたるや、少年にはそれを形容する言葉など知らぬ程。宮司の指が大陰唇を、ぷにぷにっ、と指先で捏ね続けたと思えば、その割れ目をくぱっと広げてしまう。 「そっ、それはやり過ぎなので~~っ?!」  芳乃の悲鳴を他所に、モザイクの壁の先にあるものを見ようとして目を細める少年。そんなの健気さすら感じる羨望と、テレビ画面内のセクハラを過分に通り越した痴漢行為のギャップは、深夜の一室を異様な空間へと変えていた。少年の思考は完全に桃色模様である。 (こんな事を……つ、次は、ゆ、雪美ちゃんも……っ!)  少年の想いは、切実な願いのよう。この淫らな祭りに無理矢理参加させられた、純真無垢なもう一人のアイドルもまた、宮司の指で辱めを受けているのだろうと。果たしてその淫らな願望は──現実になる。  くぱぁっ……。  雪美の無垢な花弁が、宮司の指で容赦なく開かれた。 「うっ……そんな……だ、だめぇ……」  芳乃がされたようにこちらも同じく、画面いっぱいに広げられる女の花園。まだ硬さを残しているであろうそこは、痛みが無いよう丁寧に、しかし容赦無く拡張されてしまう。そこからはまるで甘い香りが漂うかのよう。まっピンク色であろう雪美の女芯は、清らかさと淫靡さを併用する、ある種矛盾した存在。公共電波に晒していいはずも無いそれに、宮司の指が触れて、柔らかな花弁を揉みほぐしていくという異常な展開が続く。 「ふーむ、こちらの巫女もまだ幼子なれど、将来安泰。これからも健やかに成長し、立派な乙女になれるでしょう」  宮司はねちっこく雪美の女芯を、くぱくぱ、と弄びながら大真面目な口調でそう告げる。少年は、自分の股間からの熱い主張を無視して、画面内で繰り広げられるアイドルの恥辱ショーに釘付けだ。やがてねぶり尽くすような、恥丘のアップから画は引いていく。そこに残されるのはあまりの羞恥に、果実のように赤く熟れあがった二人の少女だった。しかし彼女達の恥辱はまだ終わらなかった。 「ではっ、女陰占いの結果を神に捧げましょう!」  宮司の威勢の良い声に呼応するように、太鼓が鳴らされる。それと同時に男達が、芳乃と雪美をまた高く掲げるのだ。女性器を占いと称されて触診されたあげくカメラ撮影、放送までされて、なお羞恥を見せつけられなくてはならない二人の乙女。精神は削がれきっているだろうに、芳乃はまだ、弱々しく手足を振り回して抵抗の意思を示す。 「こ、これ以上えっちなことはだめなので~っ! お、 お願いなのでっ!」  しかし大の男達の力では、最も容易くその小さな身体は制御されてしまう。両脚を抱えられ、アソコ丸出しの状態でそれぞれ拘束された少女達は、のっし、のっし、と拝殿の奥へと連れられていく。おおよそアイドルにはあり得ない程に、情け無く扇情的な体勢のまま偶像はその威厳を汚されていく。 「も、もう、いやぁ……」  雪美がか細い声をあげながら、戦慄した視線を自らの身体の下に向ける。そこには、和紙のようなものが二枚置かれていた。 「ではこれより、神聖なるマン拓の儀式を行います」  宮司の言葉は正直意味がわからないものの、とにかく芳乃と雪美を辱めるものだということは最低限わかる。同じ予感を覚えたのだろう、芳乃が唾を呑む音が大きく響いた。そして、また二人の下腹部に無遠慮に手が迫る。それは祭衆の男達のもので、当然のように…… 「まっ、また、拡げるぅ……」  芳乃の悔しそうな声と共に、媚花弁が開かれてしまう。小陰唇をかき分け、花園を暴くように、くぱぁっ、と満開の穴を画面に見せつけられるのだ。何度経験しようとも、抗いようの無い際限なしの恥ずかしさが二人のアイドルを襲っているのだろう。自らの眼下の恥態に目を背ける様も、この光景を更なる淫靡なものへと昇華させていた。  次いで宮司が動き出す。その薄紙のようなものを手に取ると……  ぐいっ──  無造作に雪美の股間へと押し付けた。 「ざ、ざらざらする……っ」  雪美からくぐもった声があがる。 (こっ、これは……?!)  男達の指により卑猥に拡げられたままの秘肉へと押し当てられた、それ。ぐりぐりと圧迫を与えられた後に、離されたそれを覗き込むようなカメラワークが続いた。次の瞬間、少年の目に、全視聴者の目に、飛び込んだのは──  女性器を──雪美のそれを正確に──映したものだった。今までモザイク越しでしか確認出来なかった幼ない乙女の女陰の詳細が、生のものでは無いとは言えこんなにも明確に描き出されている。墨を使ったわけでも無いのに、不思議とモノクロ写真のように綺麗に再現されているのだ。  男の指が割って入ったせいで、閉じるべきクレバスを開放してしまっている様。そして、媚肉の頂点に鎮座している小さな突起──クリトリスという女体の弱点を少年は未だ知る由もないが──が、包皮に包まれたまま顔を覗かせている様。モザイクに阻まれ続けた芳乃の雌口が、その全貌を写し出されてしまっていた。そして、その不可思議な和紙は残り一枚。 「いっ、いやなので……っ! ほ、ほんとうに、や、やだ……っ」  芳乃は慄きながら、喉をひくつかせる。どんなに神秘的な力を持っていても、これほど悪意を持った物理的な蛮行に抗う事など不可能だと悟っているのだ。自分に待つ運命が、いかに恥辱に溢れ淫靡であるかを、察しながら、しかし、逃げようが無い。だからこそ──  くっ、ぱぁ……っ!  くねる腰を捕まえるように、強引に、桃色の花園が押し拡げられる。無様な拘束を受けたまま、大陰唇に指が食い込み、そこから辿るように小陰唇の皮を引き延ばす。そして、その裂け目の卑猥な中身をカメラの前に晒してしまうのだ。いや、実際はそこまでの事細やかな指遣いは、モザイクの向こうでの事なので、少年の瞳は正確には捉えられていない。しかし、そこで登場するのがあの薄紙だ。 (さぁ、その姿を神様に捧げるんだ、芳乃ちゃん!)  少年はそう、心の中で呟く。まるで宮司の、そして番組の意思が憑依したかのような強い意思を宿した視線を真っ直ぐに画面に向け続ける。その瞬間を逃すまいとして、息を飲む。 「いやっ、いやなのでぇ~~っ!!」  芳乃の緊張感が、ぐっ、と尻の穴が窄まった事から顕著に伝わる。モザイクの隙間から覗くその反応のいやらしさも去ることながら、ぐぐっ、と嗜めるように皺ごと指で強く引っ張られることが卑猥過ぎる。芳乃はもうどうすることも出来ない程に、割れ目を淫らに暴かているのだ。そして和紙が押し付けられるとっ、 「んっ、んんっ……。やっ、やぁあ……っ」  芳乃の必死の抵抗の声に、甘いトーンが混じる。薄神越しの肌触りを確かめるように宮司は執拗に擦り付けるのだから、それは当然の事かもしれない。何気に、ぽちっ、と浮いた小豆なような箇所を指先が度々掠っているのも確信犯的指遣いだらう。芳乃の身体が小刻みに震えだす。  やがて、頃合いなのか宮司が和紙を離すと、それを嬉々としてカメラの前に公開する。 「やっ、やめてぇ、見ないで、映さないでくださいましてぇ~」  芳乃が羞恥の悲鳴をあげるが、宮司の行動が止まるはずもない。画面いっぱいに、芳乃のアソコを正確に写し取った、鮮やかな乙女の花園が披露されてしまう。花弁は見事に、そして淫らに開花させられてしまっていて、雪美より若干肉厚だったり、小陰唇の具合も発達しながらも整い加減を保っていることなどがつぶさに観察できてしまう。そんな秘唇中央上方には小さくも卑猥な突起が、ぷっくりと控えめに主張していたり、何気にその紙にぬらぬらとした粘膜質な雫が溢れていたり、何とも淫靡なマン拓が生み出されてしまったのだ。 (お、女の子のアソコは……こ、こんなに、え、えっちな形をしてるんだ……)  少年の喉が鳴る。雪美とは違い、成熟した──とは言っても、実年齢より幼さい印象がある芳乃ではあったが──美少女アイドルの恥部を詳細に脳裏に必死に焼き付けようと、少年は前のめりにで画面に齧り付く。本能なのか、股間の屹立はテレビに映る雌穴へと導いてくれと言わんばかりの激しい自己主張を繰り返していた。ともかく──番組の進行に少年の現状など関係無きもの。 「これなるは神聖なる儀式によりて得た、神への奉納品であるマン拓にございます。我らが巫女の無垢なる恥肉が、この社の豊穣に……え、ええっと、永久の繁栄を……もたらすので、この……んーと……」  宮司の大仰な物言いが、しどろもどろに変わっていく。視線がたまに明後日の方を向くのは、何かその先に用意されたものを読み上げようとしているようにも思え── 「え~、とにかくこのアイドル達のえっちなマン拓を、神様に献上することで全行程が終了となりますよっ、と……」  最後の方は投げやりな調子で宮司は締めくくる。 「てっ、ていしゅつしないでほしいのでして~~っ!!」  取って付けたような言葉に、芳乃から悲鳴のような叫びが上がる。捧げる云々より、その写し出された全貌がしっかりとカメラに捉えられていた事が、視聴者目線的には劣情を煽るものだが。どっちみち、乙女心が深く傷つけられてしまったのは変わり無いのだろう。 「さてさて、それでは祭もたけなわではございますが……」  そんなアイドルの悲痛な訴えは聞き取られる事も無く、宮司が勝手に話を進めていく。実際、祭がどうたけなわなのかはさておき……  ドーン、ドーン!  と、鳴り出した太鼓の音が終わりに向かう雰囲気を推し進める。 「実はこの儀式……」  急にまた神妙な顔つきを見せるのは宮司。芳乃と雪美、二人の視線が嫌でも不安げなものに変わる。重い空気の中、それを打破したのは──  ドッキリビデオ”と書かれたプラカードを持って登場した番組スタッフ。 「え……? ドッキリ? え、え……っ?」  芳乃が目を白黒させながらも、自分と全く同じ表情をしている雪美と顔を見合わせた。ようやく地面に降ろされながら、信じられないといった顔で肌を隠すように縮こまる。 「ド、ドッキリとは言え、こんな恥ずかしいところ写すのはダメなのでして~っ!罰が当たるのでして~!」 「恥ずかし……かった……です……」  キャラを若干崩しながら顔を赤らめる芳乃と、上目遣いで静かに訴える雪美。しかしその反応は、秘裂を、くぱあ、とカメラの前で披露したとはおおよそ思えない控え目なものだ。二人は剥かれた着物を返してもらい、くるまるようにして肌を隠しているものの、その身姿はティーンアイドルにさせるには過激な状態なのは言うまでも無い。 (この番組は、な、ん、だ……っ!? )  今更ながら根底にある異様具合が、少年の思考を掻き乱していく。アイドルに対する底知れぬ辱めが、何故こうもすんなり受け入れられてしまえるのか。 「もうっ、もう~~~っ!」  芳乃が、頬を膨らませた可愛らしい顔で不満を爆発させた。浴衣で身体の前側を隠しながら、ぽかぽかと、ドッキリプラカードを持ったスタッフの肩を軽く叩き出す。そんなあまりに弱々しい実力行使は、何処か和やかな雰囲気を生み出してしまう。そして更に異様さが際立ってしまう事から目が離せない。 「ごめん、ごめん……でも、ちゃんとお詫びとして、用意してるものがあるから……」  スタッフが芳乃の頭を撫でながら宥める。そして鞄から何やら取り出すと、芳乃の顔から怒りが引いていくのだから、ますます意味が分からない。混乱の中でも、少年は番組の進行を見守る選択肢を選ぶ他無かった。  芳乃の顔の前に掲げられたもの── 「こっ、これは……っ! 宮内庁御用達、京都の老舗小楽屋の限定お煎餅なのでしてぇ……っ!」  芳乃の声が明らかに上ずり、表情も一気にぱぁっ、と明るくなる。どうやらそれが、超が付くようなレアな品である事が予想できた。そうは言うものの、それがあのような股間を晒される行為への許しになるものだろうか。もはや、何が何だか── (わからないよ……っ!)  お菓子で懐柔される芳乃と、それに倣うように雪美も両手を揃えておねだりをしだす。大団円の様相を浮かべる現場の状況は、果たして正しいものなのだろうか。それとも、進行形であまりにリアルな夢を見ているだけなのでは……  頭を混濁させる少年の視線の端に、ふとテロップが入り込む。そこには、 『今回のドッキリでゲットした二人のマン拓のコピーを視聴者プレゼント!ご希望の方は、表示される番組ホームページよりご応募を!』  と表示されていた。明らかに二人のアイドルの許可を得られるはずのないアイテムを戦利品のよう扱われていることに、少年の股間が再び反応する。この前買ってもらったタブレットで、表示されたQRコードを読み取る事に躊躇など無かった。奇妙なこの時間に対する疑問なんて、偶像の秘所が写された卑猥な用紙と秤にかけてしまえば──  どうやら、彼の夜は未だ永く続くようであった。

【リクエスト】アイドルドッキリ夏休みスペシャル〜えっちな巫女神輿でGO!【早読ver】

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