COMIC LO 4月号が発売されました。
「サラソウジュの花の色 第3話」が掲載されます。終わりのお話です。
双子百合えっちアンソロジーに寄稿させて頂きました!
念願の百合姫アンソロジーに参加できました。
かわいい双子を描いたので、よろしければお手に取ってください。
今回はサラソウジュの花の色について、自身の想いを語りたいと思います。
作者が作品について、解説するのは野暮かも知れませんが、語りたいので語らせていただきます。
ネタバレを多く含んでいます。その点にご留意して閲覧ください。
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まず、「サラソウジュの花の色」はCOMIC LOの編集方針から外れているのに関わらず、載せてくださった編集長に感謝です。
細かいことが色々とありますが、「サラソウジュの花の色」は表現等でLOさんの方針に反する表現があります。連話なので、途中で止められないということもあってだと思いますが、そのまま載せて下さいました。ありがとうございます。
「サラソウジュの花の色」というタイトルは以前にもお話したことがありますが、平家物語が元ネタです。初期だと「溢れた水は戻らない」でした。覆水盆に返らずですね。ストレートなタイトルよりも少し捻ったモノにしたかったので、国語の教科書に載っている文章であれば誰しも知っているだろうと思い、引用しました。
1話はまさに形あるものはいつか崩れ去るという内容でした。2話はその失敗を繰り返すこと無く学ぶ話です。3話はどんな過程を経てもどう足掻いてもいつかは無くなってしまうという内容です。自分で言うのもなんですが、非常にこのタイトルは気に入っています。
当初だと「かおりと弥生の話」「かおりと花奈の話」「あやと桜子の話」「桜子と乃莉の話」「かおりと花奈の話」という5話構成の予定でした。ですがこの話の主人公(というか語り部)はかおりです。なので、かおりが直接関わる話に絞って、あとの話はボツにしました。あやと桜子の話は2話でえっちなことをしていましたが、あの続きのお話の予定でした。桜子と乃莉の話は描く可能性があるので、詳細は伏せておきます。
一話にはかおりと弥生以外にも桜子が一応登場しています。
かおりの後ろにいます。
桜子、あや、乃莉のデザインは1話を描き終えたあとに制作しました。
なので、このとき後ろにいるキャラを当初は乃莉にするつもりでしたが、乃莉の性格とビジュアルが合っていないので、桜子にしました。
桜子、あや、乃莉の三人は名前はあれど、本編でどんな人間なのかほぼ語られていないので、分からないと思いますが、この娘たちのお話も作りたいです。
弥生は秀才。かおりは凡人。花奈は天才。っていう位置づけです。葉月は特にそのへんの設定はありませんが、強いて言うならば凡人だと思います。
かおりは常に受け身側で、弥生と花奈振り回されるような性格です。
3話ではそれを壊すような行動を取っていますが、いつもの自分がしないことをするくらい必死だったということだと思います。
カップリング(姉妹)別なお話でいうと
弥生とかおりの姉妹は、お話の導入ということもあって、仲良しこよしの姉妹。お姉さまが妹を導く手本となる「手本のような姉妹」です。弥生も「弥生のお姉さま」に同じことないし似たようなことをされたのだと思います。後述しますが葉月はそれを暗示させるための存在です。かおり視点で物語は進んでいきますが、1話では弥生が何を考えているのか分からない様子を描きたかったです。
かおりと花奈の姉妹は、2話・3話と物語の中心となる姉妹です。弥生とかおりの姉妹と違って、互いの立場が対等ないし花奈のほうが若干上であるような姉妹です。かおりはそういう意味では非常に柔軟な娘だと思います。ただ、やはり生きてきた年数の違いは経験値の違いになります。知識としてかおりは花奈に教えることができることがそれなりにあるので、セックスすることについては教えていています。同時に過去の経験、つまり弥生との思い出を引きずって生きています。それはレイプされたときの負の感情だけではなく、それまでの思い出という正の感情もあるので、本人も整理が付いていない状態だったと思います。花奈という存在のお陰でその呪縛から解き放たれました。
3話では「姉妹とはなんぞや」というテーマで話を進めました。この話における「姉妹」というのは「結婚」に等しい存在だと思っています。友達であれば契約をすることもなく仲良しして、何も言わずに疎遠になる。あの頃はずっと友達と言っていても時間がすぎればそうもいかないものです。しかし「結婚」は軽率に契りを放棄できるものではありません。愛が無くてもその関係を続けることのほうがよっぽど楽ちんなことさえあります。花奈はそのことに気が付きました。そのため契りが無くても一生一緒にいられる自信もあったのでかおりと姉妹を辞めることを考えました。しかし、かおりからすれば突然花奈から姉妹を辞めてほしいと言われれば何かマズいことをしたのかと驚き焦ります。焦ったかおりは、弥生と同じことをしてしまいます。
花奈と葉月の姉妹は、2ページしか登場しませんが弥生の先代の存在と、葉月とその妹の存在を暗示させるために必要な姉妹です。そのため、葉月自身については特段語ることはあまりありません。ただ、花奈は自分に妹ができたとしても、かおりに会うことが無くなったとしても、あの頃のあの想いは大切に持っています。ヘアピンをそのまま付けているのはそのためです。今の花奈には、かおりを想う気持ちが変わってしまっていると思います。それでもあの頃のあの契りは本物で、その一瞬の気持ちは本物だったのです。本当はエピローグ的なこの二人のお話を10Pくらい使って語りたかったんですが、成人向け漫画なので日常パートにそんなにページを割けないという悲しい実情があります……。明らかに2ページで収める内容じゃないんですよココ……。(花奈がひとり語りしていますが、あやと掛け合いさせたかったです)
全編通してですが、個人的にあんなにえっちのページいらないと思います。エロ漫画描いている人間のいうことじゃないと思うんですが、えっちシーン描くの苦手なんですよね……。もっと彼女たちの日常を描きたかったなというのが少し心残りではあります。エロ漫画雑誌で掲載するという手段を選んだ以上、その性質を理解して最大限に魅力的な作品を作るのが使命だと思いますので、できる限りのことはしました。
作者本人でありながら「思います」という推測で語ったのは、私のお話の作り方に起因します。お話の軸は私が考えて作りますが、最終的に物語の人物たちは勝手に動いてくれるので、私は彼女たちの気持ちを推し量ることしかできません。私自身も読者目線で語ったという感じなので、こういった表現をしました。
キャラクターとしては花奈が一番気に入っています。価値観が一番似ているので動かしやすかったです。
黒い髪の毛ってモノクロで非常に密度出しやすいので、そういう点も好きです。
私にとってサラソウジュは初めて描いた連話です。読み切り漫画と勝手が違う面を理解するのに非常に良い機会でした。また、読み切りではできない表現や魅力をお伝えできたと思っています。
並べて見るとかわいいですね。
LOの次のプロットは現在制作中です。
姉妹モノを描きたいと思っています。
色々と企画していることがあるので、少しお時間をいただくことになると思います。
今回の経験を活かして、より良い作品を作りたいと思います。