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いなほ ゆら
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メンタルつよい人になる

クリエイターやってると、メンタルを管理する!というところにけっこうなリソースを割くことになるので、まさかのこんな場所で「心のバランス」の話をするよ。

自分が鬱になったときの体験談、立ち直った方法、とか ちょっと内容がアレだし念のため限定公開にしておく…

限定公開にしちゃうと本当に必要としてる人に届くか分かんないので、もしも友達にメンタルが限界の人がいらっしゃったら回復の仕方を覚えて教えてあげてほしいです、参考になるかは分からんけど…

心はずっと健康です!って人はなにかしらの保険だとおもって読み流してね 限界の人間の状態を知ると勉強にはなるかもしれない(

(2023.10.11追記 もうだいぶ、この記事に書いてあること笑い話にできるくらいまで回復しましたので全体公開にしてみます。またメンタル不調になったら限定公開に戻します……笑)



生きてるといろんなことがある。

仕事がうまくいかないこともあるし、突然職を失うこともあるし、仲の良かった人とうまくいかなくなることもあるし、大切な人が事故に遭ったり病気になったりすることもある。

今回はメンタルが崩壊するときの一定条件と、もしも崩壊してしまったときにどうやって立ち上がるかのヒントみたいな、処方箋みたいなのを書きます。



その人の心を支えている柱というものがある…「家族」「友人」「仕事」みたいに。

社会人になったばかりの頃の22歳あたりのわたしの場合はこんなかんじでした。

えっ、家族を柱としてカウントしてなかったん?!って思うやん、独り立ちすることにへんなプライドかけてたからカウントしてなかったんですよ。完全にフラグですね…

それで、この柱がぜんぶあるうちはすごく精神が安定する。一本失われても、他の柱が生きていればまだ危ういけど立っていられる。

二本失われてしまうとちょっとやばい。さいごのひとつが頼みの綱になっちゃう。ギリギリの中で生きてる感じになる。


三本とも失われた場合。鬱になります。


悲しいことに、実体験ですよ…

絵を描くことは最後の心の支えだったんですが、仕事を失って恋人とも別れた時、同時期に色々あって絵も描けなくなりました。

当時はなんのために生きてるのかわかんなくなって、死にたいって言いながら毎日布団の中で生活していました。人に会うのも怖くて外出なんて絶対できんかった。


その状態からどうやって回復したのか…?

自分でもあんまり覚えてないんですが、倒れたときに周りの人がすごく心配して声かけてくださって、ちょっとずつ外に出れるくらいまで回復して、

精神科に通えるようになって、もう一度絵が描けるようになって、恐怖心の中でイベントに参加してみたらジャンルの方々がすごく暖かく迎え入れてくださって…

みたいな回復の仕方だったと思います。


人によって支えの数は違えど、持ってる支えがほぼぜんぶ崩れたときにメンタルも崩壊するのは周りを見ててもそうだと思いました…



鬱病ってどんな症状現れ始めたらやばいの?って方のために、具体的に挙げておきます。


・好きだったことが楽しめなくなる

・不安がつきまとってうまく眠れなくなる

・ごはんが食べられなくなる

・朝起きた時人生に絶望するところから一日がはじまる

・苦手だけどそれなりに頑張ってやっていたことがある日を境にまったくできなくなる(わたしの場合は最初に計算ができなくなった)

・日常的にできていたことがひとつずつできなくなっていく(洗濯物を回す、干す、食器を洗う、掃除をするみたいなこと)

・記憶力がなくなる



こんな症状が出始めたら身体がかなり限界のサインを出しています。

メンタルの整え方を探りつつ生き延びてきたので、いくつか効果のあったメンタル回復方法を書いておきます。

上の方はかなり病状が深刻な時期の方法で、下にいくほどだんだん回復してきた時期の方法です。


・まず、逃げ道を確保する

倒れてしまう前に、最優先でやりたいところ。

環境が全く合わないとき。自己肯定力が全く働かなくなったとき。生きる力が湧いてこないとき。できる限りその場を離れて距離を置く。

距離が置けない場合。たとえば仕事で離れられないとか。

まず、精神科に行く。(身体的な具合の悪さの場合は内科とか専門のとこに)

お医者さんに「休職を求める診断書」を書いてもらう。(病院で最初に書く問診票に、診断書を希望するかどうかの項目があったりします)

それを会社に提出して、一ヶ月とか、二ヶ月、まずお休みを頂く。一度休んでみると冷静に客観的になれるしかなり回復するからね…。

休んでみた結果、もうちょっと続けてみるか、もうダメそうなら辞めるかを考える。判断力が鋭い人は休職届じゃなくていきなり退職届でもいいよ!!

精神科は、予約状況によっては電話してから診察してもらえるまでに一週間くらいかかることがあります。なので、自分のメンタルに異変を感じたら、早めに予約だけでもできたら完璧です。


・人に相談する

おかしくなりはじめたら、自分の状況を可能な限り人に伝える。身近な人の方が話しやすい内容の場合は、できるだけ身近で信頼できる人に。そうすると、少し楽になるのと、もしも自分が動けなくなったとき、その人にお願いしたら、代わりにお医者さんに電話して頂けるかもしれません。

(一線を越えると自力で電話もできない状態になるので…救急車を呼んでもらうみたいな感覚で精神科に電話してもらう)

こればっかりはものすごく希望的観測なので、本当は動けるうちに自力で動いた方がいいんですが、初めて倒れる時って自分でもよくわかんないうちに倒れるんですよ…

身近な人に絶対話せないってときは、カウンセラーの方、もしくは近所のおばちゃんとかに軽く打ち明ける程度でも大丈夫。

経験で分かったんですが、まず人に相談することで道が開けていくんですよ。もう誰にも話したくないし話せないってことでも、わりとちゃんと聞いてもらえる。

これも実体験なんですが、「経営の都合で会社クビになってしまった」なんて家族に絶対話せないんですよ。まず誰に打ち明けたかって、東京のアパートで隣に住んでた新潟出身のおばあちゃんでした。(おばあちゃんほんとごめん)(軽く聞いてくれて本当にありがとう)

おばあちゃん、よそ者のわたし相手に、全然驚かないで、はぁ〜そうかいね…がんばってきたのね…って聞いてくれたおかげで、なんとなく勢いがついて家族にも相談できたんですよね… ありがとう…おばあちゃん…


・薬を飲んでみる

不安で眠れない日々が続くのだったら、お医者さんに相談すると、睡眠導入剤とか、不安を和らげる薬とかもらえます。

薬のむと日中な〜〜〜〜んもできないくらいぼ〜〜〜〜っとしますが、「このままダメになるんだ………」とか不安にならなくてもいいです。大丈夫。

これまで頑張りすぎてへとへとになってた分の負債を取り戻すために身体が休んでるだけです。横になったり太陽の光を浴びながら過ごしてくださいね。

薬がなくても眠れるようになってきたら、お医者さんと相談の上薬を減らしたり無くしたりしても大丈夫。とりあえず目標として眠れるようになりましょう…!!

眠れないと人は本当におかしくなる。普通に睡眠できるのって本当にありがたいことだ。


・自己肯定力がゼロでどうしようもないとき。一日の終わりに日記をつける。その日に「できたこと」「嬉しかったこと」をとにかく書く。

なんにもできないうちはとにかく、「はみがきできた!!」「水のめた!!」「眠れた!!」みたいに。当たり前に見えるけど、ちゃんとできたことを。

だんだんできることが増えてきたら、「食器洗えた!!」「洗濯物干せた!!!」みたいに、当たり前に見えるけど、すごくすごくがんばったことを。

それを積み上げているうちにいつしか、いつもの生活にすこしずつ戻っていきます。

ばかみたいじゃん…って思われるかもしれないけど、記録することは効果があります。人は、悪かったことはずーーーっと憶えてるけど、良かったことはすぐ忘れてしまう生き物なので…。

日記を読み返して、「ああこの日はこれができたんだ、回復したじゃん」と安心して欲しい。ほんとに少しずつ前進してるのが分かるから。

大事なのは、誰かに褒めてもらうんじゃなくて、自分で自分を褒められるようになること…!!このスキルがあるだけでグンと生きやすくなるよ!!日記の中で自分をいっぱい褒めてあげて!!


・好きなことをする いやなことがあったときに心が落ち着く方法を発見して覚えておく

自律神経の整え方はその人によって全然違うので一概には言えないんですが、わたしの場合は好きな曲を流すとすごく心が安らぎます。谷山浩子と南壽あさ子が自律神経整えるソングとして有用すぎる。(感じ方には個人差があります)(特に谷山浩子はちょっとヤバい狂った曲も作る)

最初に書いた、「その人の心を支えている柱」を増やしてみるのも手です。心の支えが増えると生きるのがとても楽になる。でっかい柱三本!じゃなくて、ちいさな柱をいっぱいにするんです。

メンタルが強い人は自分の好きなものに敏感で、正直で、すごくたくさんのささやかな柱に支えられているの。

支えの増えるヒントはこれまで生きてきた人生のあらゆるところに隠れているよ。好きだった物語。音楽。旅行に行った思い出。風景。経験。おいしいもの。感動したもの。なんでもいいよ。

これまでの人生の中にときめくものがなかったら、これから探していけばいいんだよ。


・身体を動かしてみる

メンタル不調に対して絶大な働きをしてくれるセロトニンは、散歩したり日光浴したりすると分泌されます。

外に出れないうちは家の中で太陽を浴びて、もしも外に出られるくらいまで回復できたら、近所をお散歩してみてください。

ここまでできるようになったら見違えるような回復だよ……



こんなかんじかな…他にもあったら書き足しておきますね。



途方もない話なんですが、鬱病って一回治ったら終わりじゃないんですよ。

一回崩れた経験がトラウマで、支えがなくなるたびに不安がぶりかえして落ち込んだりするんですよ。

こういう時、弱い自分から目を背けたらいつまでも復帰できないので… むしろたくさん落ち込んで、そのたびに回復するためのコツを掴んだ方が強くなれます。

慣れてくると「あーーいま一本柱が崩れたな…あんまり無理しないでおこう…」「二本崩れたしもうじきヤバそうだから精神科に連絡入れとこ」みたいに自分のメンタルを守る立ち回りができるようになります。



鬱になるのは必ずしも悪いことじゃない。

社会復帰できるレベルまで回復するのにすごく時間かかるけど、もしも心が回復して立ち上がることができたら、

「限界を知っている」という点で誰よりもメンタル面を管理するのが上手な人になれます。

あと、同じような思いをしている人に手を差し伸べることができる人になれる。だから友達とか家族がもしも病んでしまったとき、助けることができる。

痛みを知っている人は同じ痛みに寄り添う力を授けられるんですよ。誰の力にもなれないと感じていても、必ずお役に立てる時が来ます。

だからもしもどうしようもなく病んでしまっても、自分を責めないで欲しいです。周りに助けを求めていいんです。自分の心とじっくり対話して、ゆっくり休んで欲しいです。



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Comments

結構前の投稿ですが…… 今とても苦しい時期で、言葉にするのが難しいんですけどゆらさんの文を読んで本当にほっとしたというか、もう一回頑張ってみようと思えました 絵にもいつも癒されてます ゆらさんも無理のないようにお過ごください…!

ans


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